plaid

Sporks
Beat Records
979.jpgエド・ハンドリーとアンディ・ターナーの2人で構成するPlaid。このアルバムで6枚目となるかれらの仕事はエッジが鋭く研ぎ澄まされつつも、フラクタルな世界に引き込まれるような有機的なうねりを感じる。それは割と痛い音が多いエレクトロニカと比べて音一つ一つが耳にやさしく、コントラストのついた立体表現のようなダイナミックな構成を感じさせているからなのか。Black Dogの時代はエスニックな音で創り上げていた有機性が、Plaidとして活動し始めてから有機的な構造へと進化してきた感がある。

2004年02月23日: mikado