Burnt Friedman

Con Ritmo
Nonplace
friedman.jpgラテンジャズバンド、The Disposable Rhythm SectionとBurnt Friedmanとのライブレコーディング・アルバム。編集されているものの音がとてもクリアーで迫力もあり、何度聴いても飽きない傑作プロジェクト。コンガ、ビブラフォン、ギター、キーボード、そして後半本性をあらわすブリブリのベースは、ダブ、ジャズ、ラテンを通してフリードマンの変態さ加減を一味も二味もひきたてている。
特に6曲目の「Destination Unknown 」はかなり気に入っているのだがJosef Suchy のギターが狂気を感じつつもかなりエモーショナルで感心してしまう。最初、初めて聞いたときは普通にかっこいいJazzアルバムに感じて買ったわけだが、そこかしこにちりばめられたフリードマンのしかけに気づき、坪をつかれてしまった。それ以来彼の作品は全て手に入れるようにしているが、どれもすばらしい作品ながら、やはり今のところこの作品に勝るものはないようだ。

2004年06月21日: mikado

Jimpster

Messages From the Hub
Kudos
jimpster.jpgMixmaster Morrisと比較され、Electric JazzにおいてIan O'brianとよく名前があがるJamie Odellの傑作アルバム。クラブミュージックとはいえ、アンビエント独特の空間性とジャズ・フュージョンをベースとした曲構成は聴きごたえ有り。バックに漂う気持ち良いシンセ、女性ボーカルの美しいトーン、気分は浜辺にいながら宇宙を感じるみたいな?そんな軽いフレーズであらわされるほどのものではまったくあらず、これはかなりディープな逸品です。2年程前に青山CAYでのライブが印象的で、このライブを見てCDを探して以来最新リリースを常にチェックです。

1.Releasing Red Soul
2.Weft 'N' Warp
3.Messages From The Hub
4.The Blazing Water/(What's Cooking In The Interlude?)
5.Shivering Sand
6.You Are...
7.What Do You Do?
8.Fundamental Things
9.Static Dynamic
10.Maiden Voyage
11.Solar Plexus

2004年06月08日: mikado

Ian O'brien

Gigantic Days
Peacefrog /vital.
coverエレクトリック・ジャズというカテゴリーを作るなら、一発目はIan O'brienの"Gigantic Days"を差し置いてほかに無いだろうと思う。宇宙旅行をテーマとした(?)この作品はジャズスタイルとしながらも気分は大気圏を越え遠く100万光年の宇宙のかなたへ飛ばされる。デトロイトテクノの流れからくるIan O'brienはすでにテクノの領域を越えて結一無二の世界観を確立している。快適な速度、快適なリズム、浮遊感のある心地よいシンセ。8トラック(日本版10トラック)すべて聴きごたえある内容となっている。あなたもこれを聞いて是非良い旅を。

1.AMOROUS PERSPECTIVE
2.WHERE DOES THE PAST END AND THE PRESENT BEGIN?
3.AS(part1 Perspicacity)
4.NATURAL KNOWLEDGE
5.MIDNIGHT SUNSHINE
6.GIGANTIC DAYS
7.AS(part2 Contemplation)
8.THE QUESTION OF VALUE
9.COLLECTIVE INVENTION
10.HEARTSTRINGS

2004年06月01日: mikado