TOKYO GEOSITE 2

geosite.jpg今日は昨年11月に引き続き2回目を迎える都市イベント、東京ジオサイトに行ってきた。
「都市の意識」をテーマとして、今まで公開されることの少なかった東京の地下インフラを広く一般に紹介するイベントだ。
主宰は国土交通省東京国道事務所と東京ジオサイトプロジェクト制作委員会。地下インフラの整備によって地上の無電柱化が実現したとき、電柱や電線等によって失われた美しい風景などが復活するかもしれない。
シールドマシンというのは簡単に言えばモグラマシン。地下インフラを引くための穴をせっせと掘るための機械だが、日本の技術がすごいと思わせられるのは、ただ単に掘り進むのみでなくセグメントと呼ばれるコンクリートユニットを穴を掘り進みながら壁が崩れない(水が漏れない)ように内側から穴をシールしていくらしい。
シールドマシンにもさまざまなタイプのシールドマシンがあって、ドリルの部分が三つ連なっているタイプや二つ連なってワイパーのような動きをしながら穴を掘りすすめるものもあるそうだ。
そんな話を展示スペースにいた鹿島建設の方と同行した従兄弟と友人とでいろいろ質問したり談話した時間が楽しかった。
そしてあの不安定な吊り階段を下りていくとひろがっていく地下世界への空気感はたまらないものがある。
昔小さいころ味わった、”隠れ家””秘密基地”を探しにいくような、つくりたくなるような、あのわくわく感と似ている。
きっとこの2日間のイベントに参加した一般客もその感覚に共感できる人間が多かったことだろう。

2004年04月23日: mikado | comment (0)